コラム
ステイホームで鈍ったカラダを、最強の油で呼び覚ます
食べて体質改善!軽やかに動ける体にチェンジ
今年の「スポーツの日」は7月23日(金)です。リモートワークや外出自粛続きで「体が重い」「体が鈍った」と感じている人も少なくないかもしれません。
そこで今回は、全日本柔道チームの強化スタッフとして選手たちのカラダづくりを支える傍ら、骨格筋評論家“バズーカ岡田”として様々なメディアでご活躍中の『岡田隆先生』(日本体育大学 体育学部 准教授)に、ステイホームで鈍ったカラダを食事で“動けるカラダ”に変える体質改善方法についてお伺いしました。
間違った栄養の摂り方してませんか?
重要なのは「PFCバランス」
PFCバランスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物を指しており、私たち人間が摂れるエネルギー源のことです。たんぱく質13~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%が栄養バランスの黄金比とされています。最近ではオメガ3を含むアマニ油が注目を集めていますが、それぞれ3つをバランスよく摂ることが大切です。脂質は1gあたり9kcalあるためダイエットやカラダづくりには嫌煙されがちですが、バランスと質にこだわって摂ることの方が効果的です。
最強の油で動けるカラダへ!
ハイブリッドエネルギーで燃焼体質に
カラダづくりのポイントは、バランスのとれた食事と十分な睡眠、そして運動です。したがって体質改善の第一歩であり基礎となるのは食事。特にカギとなるのが油の選び方です。
私たち人間の体は「糖質のエネルギー回路」と「脂肪のエネルギー回路」で動いていて、ハイブリッド車のように2つを使い分けています。糖質のエネルギー回路では、ブドウ糖がエネルギー源になるのに対し、脂肪のエネルギー回路では、ケトン体という物質がエネルギー源になります。
そこで、特にカギとなるのが油の選び方です。中でも最強の油はMCTオイルです!MCTオイルは、短時間でエネルギーに変わるので脂肪として蓄えられにくいだけではなく、すでに体に蓄積されている脂肪もエネルギーとして使えるように働きかけます。さらに、脂肪が燃焼しやすいように体質改善が期待できます。賢く油を選ぶことで、脂肪を燃焼させ軽やかに動ける体を目指しましょう。
最強の油<MCTオイル>とは?
MCTとは、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)のことで、母乳や牛乳などの乳製品、さらにはココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分です。一般的な食用油に含まれる長鎖脂肪酸(Long Chain Triglyceride)などと比べて、素早く消化・吸収されケトン体を生成し、エネルギーになりやすい特長があります。医療やスポーツ、生活習慣病予防など、様々な場面で世界的に利用されています。
MCTオイルレシピ<サーモン&豆腐のWたんぱく ワンボウル>
サーモン&豆腐のWたんぱく ワンボウル
- ▼材料
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甘塩鮭
1切れ
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豆腐小
1パック(150g)
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ご飯
1/2杯
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MCTオイル
小さじ1
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醤油小さじ
1/2
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貝割れ菜
1/2パック
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プチトマト
1個
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- ▼作り方
- 鮭は焼いて骨と皮を取り、粗くほぐす。
- 豆腐はキッチンペーパーで包んで耐熱容器に入れ、600w電子レンジで2分温める。
- 貝割れ菜は2cm長さに刻む。プチトマトはくし切りにする。
- どんぶりにご飯を盛り、水気を切った豆腐を崩しながら乗せる。鮭を乗せ貝割れ菜とプチトマトを添える。MCTオイルと醤油を回しかける。
今回、お話を伺ったのは…
岡田 隆先生(Takashi Okada)
日本体育大学 体育学部 准教授
骨格筋評論家/柔道全日本男子チーム体力強化部門長
専門は、トレーニング科学、アスレティックリハビリテーション。特に体幹の研究、筋肉と体脂肪の研究(筋肥大・除脂肪・減量)を行っている。トレーニングは「心と身体を鍛えるもの」をポリシーに、トップアスリートから一般の方まで、さまざまなフィールドでそれぞれに適したカラダづくりを提案・指導している。
著書累計100万部を突破。YouTubeチャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」は、登録者数20万人を突破。分かりやすいカラダづくりの解説が人気を博している。
▼YouTubeチャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」
https://www.youtube.com/channel/UCrV1T0LCGPgGiBspaL2pZHw