無理なく
脂肪燃焼
実はカラダには“眠って”いる
「脂肪燃焼回路」がある
あまり知られていない?!
糖質制限ダイエットで脂肪減少するもうひとつの理由
「糖質の摂取を減らすだけで痩せる」という手軽さと、「結果の出やすさ」から、糖質制限ダイエットの人気が続いています。糖質の摂取を減らすことで、血糖値の上昇及びインスリンの分泌を抑え、カラダに脂肪が蓄積しにくくなるというものです。
この糖質制限ダイエットには、実は痩せるメカニズムがもう1つあります。それは、糖質をたくさん摂っている時には休止している「脂肪燃焼回路」が稼働するようになるというものです。
私たちのカラダは通常、糖質をエネルギー源とする「糖燃焼回路」をメインに使っていますが、糖質がなくなると、脂肪をエネルギー源とする「脂肪燃焼回路」が動くという仕組みが備わっています。この仕組みを利用して痩せようというのが糖質制限ダイエットです。糖質を意識的に枯渇させて脂肪燃焼回路が動き始めると、体内の蓄積脂肪が燃焼しやすいカラダに変わって「脂肪燃焼体質」になるため、体脂肪の減少につながります。
厳しい糖質制限ダイエットには注意が必要
手軽にできて痩せやすいといわれる糖質制限ダイエットですが、長続きせずに短期間で止めてしまう人も少なくないようです。通常、1日の糖質摂取量は男性で約300g、女性で約250g※といわれていますが、厳しい糖質制限ダイエットでは1日の糖質摂取量を60g程度に抑えることもあります。
また糖質制限ダイエットには、リスクもあります。その1つがリバウンドです。糖質制限ダイエットを止めると、むしろ以前より太ってしまったという人が少なくありません。さらに、糖質を60g程度にまで減らすことで、腸内環境が悪化したり、肌の乾燥や荒れ、疲れやすくなるなどの不調が出る人もいます。ひどい場合には、脱水状態になって、心筋梗塞、脳梗塞といった病気のリスクにつながるともいわれています。
※ エネルギー摂取量を、男性は2,400kcal/日、女性は2,000kcal/日を目安に算出
※ 糖質量のみの比較です。